top of page

NLPの基本前提① 地図は領土(現地)ではない(No.0002)

  • 執筆者の写真:   しげ
      しげ
  • 2024年2月10日
  • 読了時間: 5分

更新日:2024年3月25日

NLPの基本前提①


地図は領土(現地)ではない

今日はNLPの基本前提の1つ目の地図は領土(現地)ではないを紹介します。

NLPを学び始めてからNLPの基本前提を深く理解するにつれて、生きやすくなってきているのを感じます。

NLPには色々なワークがありますが、ワークよりも基本前提の理解の方がより良く生きるのに必要かと思っています。


先ず12個の基本前提を紹介します。基本前提も教えるところで少しづつ違うようですが…


  1. 地図は領土(現地)ではない

  2. 人は常に現在可能な最善を尽くしている

  3. 他者の世界地図を尊重することはコミュニケーションの根本条件である

  4. あなたが相手から受け取った反応があなたのコミュニケーションの成果である

  5. 私たちが現実世界を体験する方法を変化させる能力は、現実の内容そのものを変化させることよりも効果的であることが多い

  6. 人は効果的な変化のために必要なリソースをすでに持っている

  7. 誰かにできることなら、他の人(あなた)にもできる。あとはやり方を知るだけ

  8. 心と身体は有機的なシステムである

  9. 何も選択しないよりも何かを選択した方が良い。何でもいいから

  10. 失敗はない、フィードバックがあるだけ(すべての結果は何らかの達成である。ただ、与えられた課題や内容について望んでいたものであるか、そうでないかが違うだけ)

  11. 「問題」「制限」とは、機会である

  12. すべての行動には肯定的な意図がある。そして、すべての行動には役に立つ場面がある


これを読んで、なるほど!と思うでしょうか?

書いていることは、分かると思うのですが、だからどうした?なんて思ったのではないでしょうか。

私も、初めは、そんな感じですし、色々と気付きがあり今でも深まっています。

今回は、第一の基本前提である、地図は領土ではないを紹介します。


1.地図は領土(現地)ではない

この言葉を初め聞いた時、領土という言葉にかなり違和感を覚えました。

なんか、領土の取り合いをするみたいで…

NLPを習ったトレーナーから領土じゃなくて現地に置き換えるようなことを言われて、しっくりきました。

地図は現地ではない。これなら理解できそう。

自分の実例を挙げて説明して行きます。


昔、車に乗っていてGoogle Mapに道案内をしてもらっている時に、中央分離帯があるところを右折していくようにとの指示が出たりする事がありました。まあ、昔のGoogle Mapってっそんな感じでしたよね!

使う人が多くて、そう言うのもどんどん改善されている気がします。

このように、地図には、少し間違いがあったりしますが、全体を眺めたり、どのぐらいの時間で行けるかなど検討をつけるときに有効ですね!しかし、ちょっとした間違いや、事故や工事など現地でしかわからない事がありますよね!

このように、地図と現地どちらが良いと言う事はなくてどちらもそれぞれに利点がるって思えると思います。

地図は、どうしても過去の情報であり、その場(現地)では通用しない事もあると思います。


この喩えを投資に置き換えてみます。

テクニカル分析など行う時にチャートでローソク足の分析をすることがあったりします。

因みにローソク足は江戸時代に米相場を分析する為に日本人が考えだした分析方法だったりします。日本人としてはそれだけでも親しみが湧きます。


私も、かつてはローソク足と移動平均線を使ってロジックを考えてみた事がありました。

複数時間軸の平均線とローソク足を使うとプラスになりそうな感じはあり、手動での検証をして、実際に運用してみると、6割勝てると思っていたのが、3回くらい連続で負けると不安になってきたり、検証は本当に正しかったか?手動で検証したのが間違いだったか?とか考えているうちにロジックと違う行動を始めて、何をやっているのかわからなくなり諦めてしまいました。


この中でロジックが地図、実際の運用が現地になる訳ですが、ロジックを見て上手く行きそうと思っても、その時の実際の取引と検証したものは違っていたり実際の取引では、自分の心理状態など検証した者以外も取引に影響したりで上手くいかなかったりします。

「地図は現地ではない」を実感しました。


更に、人間心理で考えてみます。

上の短期トレードの例の僕の心理から解説していきたいと思います。

短期トレードが上手く行かなかったのは、僕が今まで生きる指標にしてきた、価値観(地図)が全く短期トレードには機能しなかったと言うことです。

システム設計や開発業務をやっていると「失敗したり」「間違ったり」するとやり直しに結構時間を取られたりします。なので出来たものを「検証する」ことをしっかり行います。それを日常として暮らしていると、「検証したものは間違わない」だとか「間違わないように確認しよう」と言う癖が自然に出来ていて、全く気づかないようになっています。このことをトレードにも当てはめてしまうと、1回負けることを「だめなこと」と感じたりします。

結果的に検証では60%勝てれば良いと意識的に頭では分かっていても、無意識の「身体のイメージ」は100%勝たないといけないと思ってしまっているんですよね!

そして、負けが続くと、身体のイメージが「負けてしまう」という感覚と共にトレードを行い、思ったとおりの行動ができなくなり失敗しました。

開発業務やシステム設計に長く携わってきて大切にしていた価値観(地図)がまさかトレード(現地)で悪影響をするとは思っても見なかったです。

時と場合によって、価値観が上手く働く時もあれば、働かない時もあることがわかると思います。


この基本前提の地図とは昔の記憶だったり、それから出来た価値観と過去の事だと言うことがわかります。

また、現地とは、「今ここ」の状態だと言うことはわかると思います。


価値観や過去の記憶は、行動の指標にはなりますが、それが本当に機能するかは「今ここ」をしっかりと観察する必要があるとおもいます。

今、地図を見ているのか?現地を見ているのか?価値観は自分では見えにくい物で、他の人と一緒に見ていくのが一番と考えています。


地図は領土(現地)ではない


NLPの基本原則①しっくりきましたか?


よかったら感想お願いします。

最後まで読んで頂きありがとうございます。



 
 
bottom of page