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NLPの基本前提③他者の世界地図を尊重することはコミュニケーションの根本条件である(No.0006)

  • 執筆者の写真:   しげ
      しげ
  • 2024年3月9日
  • 読了時間: 5分

更新日:2024年3月10日

NLPの基本前提③


他者の世界地図を尊重することはコミュニケーションの根本条件である

今日はNLPの基本原則の紹介をします。

NLPを学んで基本前提が本当に大切だなと感じています。

基本前提はブログで紹介しているので気になったら確認してください。

今日は、3つ目の「他者の世界地図を尊重することはコミュニケーションの根本条件である」を紹介します。


他者の世界地図を尊重することはコミュニケーションの根本条件である

この言葉を聞いて、どう感じましたか?

正直、私は耳が痛い話だなと思いました。他者の世界地図とは、他者が思っていることや価値観の喩えだったりします。(このブログに書いたので興味ある人は見てください:基本前提①のは領土(現地)ではない)

言い換えると、他者の価値観を尊重することが、コミュニケーションの根本条件と言われるとどうでしょうか?

例えば、「あなたの考え(価値観)ちょっと違わない?」っていうのは、コミュニケーションの根本条件を満たしてないのか?

いつも会話している時に、他者の価値観をずっと尊重しているかと言えば??となるし…

今まで会話してきたことは、コミュニケーションではないのか?と色々と疑問が湧いできます。


そもそもコミュニケーションってなんなんだろう。

調べてみると、「知覚や感情、思考の共有」

基本は、各自の持っている情報(五感、感情、思考)の共有のことを言うのですね!

他も調べると、その共有や伝達する過程のことも含むようです。

基本前提を作った人がどう考えたかわからないのですが、今回は情報(五感、感情、思考)の共有ということで、書いていきます。


①相手の情報を共有する時

相手の情報を共有するには相手の世界地図を尊重することが根本条件であると言うことがわかると思います。なにせ相手から聞き出すわけですから、共感し相手に安心安全を感じてもらい、相手が開示しやすい状態を作っていくことが情報の共有に重要なのが分かります。

また、相手側も同じように情報を引き出すことが重要だと思っている場合は、共感の場も作りやすく、世界地図を尊重しあえる環境になると思います。


②自分の情報を相手に共有する時

①の状態とは変わって、相手から自分に合わせてもらえる環境出ないときは、すんなりいかないことが容易に想像できると思います。

一つの例として、上司が聞く耳持ってなくて、部下である自分が言いたいことがあるときなどが挙げられると思います。

また、もう一つの例として、落ち込んでいる人を励まそうとしていたとして、落ち込んだ出来事は忘れて、元気になった方が良いことが分かっていたとしても、それを落ち込みすぎて受け入れてもらえないなんてことがあるかもしれません。

どちらにしても


「今、あなたが思っている案や考えは、この場において有効ではないので僕の案や考えが良いですよ」


といっても中々聞き入れてもらえないことが多いのではと思います。

よっぽど心を開いてくれていると聞き入れてくれる可能性がありますが、可能性はかなり低いと感じます。

なぜなら、どんなに相手より正しいとしても、相手を否定しているので、相手の防御システムがフル稼働して、聞く耳を持てなくなるからです。

先ずは、相手の防御システムを緩めないと、有効な内容でも受け取ってもらえません。


ここで、防御システムとは、何でしょうか?

防御システムは、この場合だと無意識的な思考、感情、イメージ(内的な五感)です。

元々ある思考、感情、イメージが新たに入ってくるあなたの情報を危険と認識して防御反応を示し受け入れられなくなっているのです。

図1 情報が意識に届くまで

情報が意識に届くまで

ではどうするか?

僕の場合は、情報を共有すること諦めるときもあれば、必要と思いトライすることもあります。

諦める場合も、相手の防御システムが頑丈なだけで、相手が聞けないわけではないと思うと自分が選択して決めている感じがして「受け入れてもらえなかった」など思うことが少なくなり健全に過ごせるようになってきている気がします。


また、トライする場合はどうするかというと、防御システムを緩めることが必要です。

簡単に書くと、無意識の防御システムに安全安心を感じさせることです。

そこで、一番重要になってくるのが「相手の世界地図を尊重すること」だと思います。

図の通り、世界地図そのものが防御システムとなっているので…

具体的には下記の様な行動が考えられます

・呼吸を合わせる

・ミラーリングする

・相手の無意識にある情報を理解する

・相手にそのままで大丈夫とのメッセージをインプットする

その他いろいろ


ここでポイントが相手の無意識に安全安心を提供するとこが大切です。

例えば、ミラーリングなどを露骨にして、意識的に相手に気づかれた場合、全く効果はないどころか逆効果になってしまいます。


防御システムを少しづつ緩めていき、十分緩めた状態で、他の考えや、方法があることをインプットしていきます。

防御システムが、緩んでいる時は、十分に機能すると思います。

ただ、インプットする情報が、その人の過去のトラウマなどに絡むことであると、情報を確認した瞬間に、防御システムがフル稼働することがあり、上手くいかないこともあります。

その時も、「他者の世界地図の尊重」が足りなかったことがわかると思います。


その時は、色々とやり方があると思いますが、専門家に頼んだ方が無難だと思われます。


他者の世界地図を尊重することはコミュニケーションの根本条件である


僕には、耳の痛かった根本条件、どのように感じましたか?

NLPの基本原則③しっくりきましたか?


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最後まで読んで頂きありがとうございます。

 
 
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